部活指導者の国家資格制度は天下り目的なのか?
学校の部活指導者が国家資格になるかもしれないというニュースを見ましたが、
また天下り目的かと思いたくなるような内容でした。
国家資格化をすれば、資格取得を判定する機関が必要なりますね。
そこには資格取得に必要な受験料、各種手数料、更新手数料などが安定して入ってくるわけです。
そしてその機関が天下り先になることは容易に想像できます。
もしくは資格取得に関する教材やスクールなどが出回って、企業との癒着が始まるかもしれません。
ただ、学校の教師が部活動をしなくてもよくなる、ということは
現役教師の方からすればメリットの方が大きいでしょう。
もし本当に教師と部活動を切り離すことができれば、天下りでも何でもしてくださいというのが本音かもしれません。
問題は、
・本当に教師の負担は減るのか、
・資格をとって部活指導者になろうとする人がどれだけいるのか、
・部活指導者が問題を起こしたときに誰が責任を取るのか、
などなど、心配なことはたくさんあります。
部活動指導者を国家資格にする必要性って?
部活動指導者を国家資格にするということで、
部活動指導者の信頼性を高めるということが目的のようですが、
たしかに、何も資格を持っていない人よりは国家資格を取得している人の方が信頼はされやすいと思います。
特に学校の生徒や保護者にとっては、国家資格を取得している人の方が安心はできると思います。
そうなれば、学校側も積極的に外部指導者を起用しやすい環境にはなるかと思います。
その点では、部活指導者を国家資格にするメリットはあると思います。
本当のところは政府の利権獲得の側面が大きい気がしますが。
そして、部活動指導者の国家資格は教師も取得できる予定になっています。
これがちょっと問題アリかと思います。
部活動指導者を国家資格にすれば、
①資格を取る教師と取らない教師に分かれる
②だんだん「資格がある教師=良い教師」という図式が出来上がる
③結局、部活動をしたくない教師も半強制的に取らざるを得なくなる
④資格があるから部活動をやらされる
こんな流れになったら最悪ですね。
部活動の時間も給料が出るようになったら今よりはマシになりますが。
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