部活指導者が国家資格になる?
小学校や中学校、高校で行われている部活動に、学校外の人材を活用して教師の負担を減らそうとする取り組みが少しずつ進んでいますが、
その部活動指導者に国家資格制度が設けられることが検討されるようです。
自民党によると、2017年内に国家資格制度の枠組みを提案し、
2018年以降に関連法整備を経て実現を目指していくそうです。
部活動指導者の国家資格は、教員だけでなく学校外の人も取得でき、
実技試験や研修を受けることが想定されています。
すでに文部科学省が、外部人材でも部活動の顧問になれる「部活動指導員」制度を導入していますが、
その指導者に国家資格が与えられることになるかもしれません。
簡単に言うと、誰でも資格を取れば部活動の指導者になれるということですね。
おそらく条件はあるでしょうが。
部活指導者の給料は?
「部活動指導員」制度を利用すれば、教師じゃなくても部活動の顧問になれるので、
ちょっと興味がある方も多いかもしれません。
そこで気になるのが給料ですね。
部活指導者が国家資格になるということで、
なんとなく給料が良いのではないかというイメージがあるかもしれませんが、
おそらく、部活指導者の仕事だけで生活していくことは難しいでしょう。
現在、外部人材を活用して部活指導員を増やしている愛知県名古屋市では、
おおざっぱに言うと、2つのパターンがあります。
1回2時間程度の指導(中学校)で3,600円/回のパターンと、
月20時間程度の指導で1ヶ月の給料(中学校)が48,000円のパターンです。
国家資格になるとどれぐらいの給料になるかはまだ分かりませんが、
おそらくこのぐらいの給料になるでしょう。
国家資格だからと言って、給料が高くなるわけではないと思います。
あくまで保護者や地域の信頼を得るための国家資格だと思います。
他の国家資格でも給料が低いと言われる資格はたくさんあります。(自動車整備士や製菓衛生師など)
そもそも部活動は今まで教師がタダ働きでやっていたことですからね。
いきなり高給になったら教師からも反発がありそうです。
とはいえ、部活動が外部の人材に頼めるようになれば、教師にとってもメリットは大きいでしょう。
スポンサーリンク
これまで、10年以上に渡りボランティア(当然無償)で外部指導者をしてきました。選手の安全も考えて、応急手当の資格も取りました。しかし、有償で部活指導員制度ができるようなので引退しようと思っています。
しかし、記事に書かれている程度の報酬で生活は出来ませんから、年金受給の高齢者に頼るしかありませんね。。