教員採用試験の面接のコツ!受け答えに困らないようにする2つのポイント!
教員採用試験の個人面接では、
都道府県にもよりますが、
1次試験の場合は5~10分程度、
受験者が減る2次試験では
30分程度の時間があります。
特に2次試験の個人面接はかなり時間があるので、予想外の質問をされることがあります。
そんなときにでも、支離滅裂にならずに乗り切れるコツを紹介したいと思います。
教員採用試験の面接 受かる人と落ちる人の違い!面接官はここを見ている!?
どんな質問にも答えられるように3つの軸を作る
教員採用試験の面接対策として、
市販の例題集を購入して練習している方も多いと思います。
ですが、いろんな問題に対して、それぞれ個別の答えを用意することは非常に効率が悪いです。
よく聞かれるような質問に対しては、個別に答えを用意して暗記する、というやり方がでも良いと思いますが、
予想外の質問をされたときや、緊張して頭が真っ白になった場合には、対応しづらいです。
なので面接の練習をする前に、「自分をアピールできる3つの軸」を持つと
どんな質問でもたいていは3つの軸のどれかに当てはめて答えることができます。
3つの軸となるのは、
「理想の教師像」
「自分が学生時代に頑張ってきたこと」
「自分の長所・短所」
です。
この3つについては深く考えて、明確な答えを持っているとよいでしょう。
例えば私の場合は、
「理想の教師像」→あたたかくも、厳しさも兼ね備えた教師
「自分が学生時代に頑張ってきたこと」→部活動(サッカー)
「自分の長所・短所」→我慢強いが積極性に欠ける
簡単に挙げただけなので、実際はもっと具体的に、
エピソードなどもあるとよいでしょう。
こういった軸をもっていると、
私が答えづらかった質問を例に出すと
「最近読んだ本はありますか?」
→サッカー日本代表・長谷部誠選手の「心を整える」です。(読んだことはありませんが、内容はなんとなくイメージできる)
日本代表レベルでも、心が必要だと再認識し、
教師になっても、部活動や生徒指導において心を育てることができる指導を目指したいと思いました。
「教師は大変な仕事ですけど、大丈夫ですか?」
→はい、大丈夫です。学生時代から、部活動などで大変なことがあっても最後までやり抜くことができ、
それが自信にもつながりました。最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、そんなときは周りの先生方にアドバイスをいただきながら、少しずつ成長していきたいと思います。
これらは実際に私が教員採用試験の個人面接で聞かれた内容です。
こんな感じで、3つの軸を応用するやり方で面接の練習をしていくと、
だいたいどんな質問でもスムーズに答えられるようになります。
どうしても答えが思いつかない場合は、
「申し訳ありませんが、最近本を読んだことはありません。ですが、教師としての教養を身につけるために、
今後は本を読む習慣を身につけていきたいです」
というように正直に答えましょう。
教師といっても人間ですから、分からないこともあります。
正直に分からないことは認めて、今後の成長を目指すという意志を示せば、
プラスにこそなれど、マイナスにはならないと思います。
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必ず自分の言葉で答えられるようにする
教員採用試験に限らず、どこの企業の面接でも
「自分の言葉で伝える」ことが最も大事です。
特に「志望動機」「自己PR」は、
絶対に聞かれると思って、スラスラと言えるように練習しておきましょう。
教育法規にのっているようなキレイな言葉を使っても、
面接官の心には響きません。
教育法規や学習指導要領を読んで、
理想の教師像などを理解することは大切ですが、
必ず
「自分だったらどうするか」という視点で、
考えてみて下さい。
また、自分の言葉で伝えられるようになれば、
それだけ大事なポイントを理解できているということなので、
予想外の質問をされてもなんとか対応できます。
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