教師は本当に激務か?
元高校教師のリアルな体験談です。
教師は激務かと聞かれたら、間違いなく激務であると思います。
これまで塾講師や民間企業への転職を経験してきましたが、
間違いなく教師が一番大変でした。
実際に教師として働いていたときの1日のスケジュールを紹介させていただくと、
6:45 起床
7:45 学校到着
8:00 登校指導
8:30 ホームルーム
8:45~15:30 授業(授業は1日に3、4コマあります)
放課後~20:00 部活動
20:00~ 授業準備、事務仕事など
23:00 帰宅
24:00 就寝
授業がある日はだいたいこんな感じの1日でした。
まずは拘束時間が長いです。放課後は部活動があるので、それだけで20時ぐらいまでは学校にいなくてはいけません。
中学校だともう少し時間は短いと思います。
また部活動によっても終了時間が違います。
私はバスケ部の顧問でしたが、野球部の顧問はもっと遅くまで部活をしていました。
本当は部活の時間に、他の仕事をしたかったですが、部活に行かずに職員室にいると
白い目で見られるのでできませんでした。
授業がない時間帯は、基本的には細かな事務仕事や分掌(生徒課・進路課など)の仕事をしていました。
部活動が終わると、そこから次の日の授業準備や、
残っている仕事を片付けます。
特に新人のころは、授業準備に時間がかかったり、
研修のレポートなどを常にかかえていたので、
もっと遅くまで学校にいることもありました。
20代・30代の先生は、早くても20~21時ぐらいに帰る人がほとんどでした。
21時に帰れたら「今日は早く終わったな」という感覚です。
睡眠時間はわりと確保できていましたが、家に帰ってゆっくりする時間はほとんどありませんでした。
これで残業代が出ればまだ頑張れますが、教師には残業代はほとんどありません。
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プライベートの時間はどれぐらいあるのか?
授業がある日は基本的には、家に帰って寝るだけです。
年齢が上がってくると、
授業準備の時間が減ったり、部活動の顧問から外されたりして、
帰宅時間も早くなります。
民間企業の場合は、年齢が上がっても激務だと思うので、そこは教師の方が良いかもしれません。
ただ若いうちはほとんどプライベートな時間がありません。
土日も基本的には部活なので、あまりゆっくりはできません。
私が顧問をしていたバスケ部は、土日両方とも午前中のみだったので、
午後はゆっくりできましたが、
野球や吹奏楽などは練習時間も長いので、その分先生も大変ですね。
ただ、教師は激務といっても、
1年中大変だということはありません。時期によってはめちゃくちゃラクな時期もあります。
例えば夏休みなんかは、授業もないですし、休みもしっかり取れるので、
ほぼ毎日定時に帰ったり、旅行に行ったりすることもできます。