常勤講師は結婚できない?講師経験者が語る実際の待遇

長期にわたって常勤講師として働く教員が全国から参加する集会が京都府内で行われた、というニュースがありました。

そこでは「待遇が悪く結婚できない」など、待遇面での不満や将来に対する不安の声があったようです。

私も常勤講師として働いていたことがあるため、共感できる部分もありましたが、

実際のところ常勤講師の結婚事情や待遇はどうなっているのか、実体験も交えて紹介したいと思います。

 

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常勤講師は本当に結婚できないのか?

長年常勤講師として働く教員から「待遇が低くて結婚できない」という意見がありましたが、

確かに正教諭と比べれば常勤講師は結婚しづらい立場だと思います。

一番の問題は、「次年度の雇用が確約されていないこと」です。

正教諭であれば4・5年を目安に異動はありますが、正教諭としてずっと働き続けることができます。

しかし、常勤講師はいわば「正教諭の穴埋め」のような形で配属されるため、

教諭の数が足りていれば雇用されることはありませんし、常勤ではなく非常勤講師という雇用形態に変更されることもあります。

非常勤講師は授業1回につき〇〇円というように時給制ですし、ボーナスもありません。

副業でバイトをしなければ生活するのも大変なレベルなので、ますます結婚はしづらくなるでしょう。

また常勤講師であれば1年ごとに学校が変わることも珍しくはないので、

1年後の勤務先や雇用がどうなっているのか全く分かりません。

このような環境では結婚できないというのも納得です。

 

また給料に関しては、私が常勤講師として働いていたときには正教諭との差は感じませんでした。

月給も他の教諭とほぼ変わらない金額でしたし、ボーナスも1年目の冬から30万以上もらっていました。

なので常勤講師だから給料が低い、というよりも

まだ常勤講師なのにこんなにもらっていいの?という感覚でした。

正直、正教諭であっても30歳すぎまでは勤務時間・勤務内容に見合う給料はもらえないと思います。

その代わり40歳ぐらいからだんだんとお得感を感じるようになっていきます。

私が教師として働いていたころは「教師(公務員)は40過ぎてからがおいしい」とよく聞かされていました。

その前に辞めてしまいましたが。

給料面ではほとんど正教諭との差は感じませんでしたが、やっぱり雇用面での不安は結婚するには大きなネックとなるでしょう。

教員採用試験に合格して正教諭になってからでないと、結婚は考えづらいのが現状です。

 

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常勤講師としての不安から逃れるためには?

1年後の雇用が確約されていない常勤講師として働き続けるのは本当に大変でしょう。

その苦労から抜け出すにはやはり教員採用試験に合格するしかありません。

できれば5年、体育や社会・実技教科などの採用人数が少ない教科でも10年以内に正教諭として採用されることを目標に頑張る必要があります。

ただ講師として働きながら教員採用試験の勉強をすることは非常に大変だと思います。

私も常勤講師として働いていたときは全く試験勉強ができませんでした。

毎日疲れきっていて勉強する意欲すらもてませんでした。

私の場合は講師1年目でたまたま教員採用試験に合格できましたが、そこで合格できなければずっと不合格が続いていたと思います。

不合格が続くと、正教諭として採用されることをほとんど諦めてしまっている人もいます。

そうなると、常勤講師から正教諭になることがかなり難しくなるので、

どこかで覚悟を決めて教員採用試験の勉強を頑張るしかありません。

そのときは、授業や学校業務の質を落としてでも勉強する時間を確保したほうが良いと思います。

常勤講師の待遇が改善されることはあまり期待できないので、自分の身は自分で守るしかありませんね。

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