教師の転職活動必勝法 転職するときは周到な準備を!
教師に限らず、転職をすることは人生で大きな決断をするタイミングでもあり、
今後の人生を左右する出来事でもあります。
実際に私も4年間務めた高校教師から転職を経験しました。
この記事では教師の転職活動を成功させるためのポイントを、
私が教師から転職をしてみて、やっておいて良かった点やこうしたらもっと良かったという点も織り交ぜながらまとめています。
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転職のタイミング
教師が転職するタイミングは基本的に1年で1回のみ、年度が切り替わる3月末しかありません。
精神的・身体的に耐えられるのであれば、できる限り3月末での退職、そして転職を考えたほうが良いです。
年度の途中で退職をすると、教員の補充に時間がかかることもあるので、授業・分掌・部活動などで他の教員に負担をかけてしまうことになります。
できる限り円満な退職を希望するなら、他の教員の負担を増やすことだけは避けたいです。
最低でも夏休みなどの長期休暇のタイミングでの退職が良いでしょう。
ただ精神的・身体的に異常を感じているのであれば、すぐにでも退職をするべきです。
体を壊してまで働き続ける必要は全くないので、ご自身の体を大切にして下さい。
退職を学校側に伝えるタイミングは、夏休みまたは2学期中には伝えるべきです。
3学期になると、次年度の仕事の引継ぎや学校運営の計画が固まってきますので、
「自分は来年いませんよ」ということを早めに知っておいてもらう必要があります。
退職を伝える際は、いきなり校長に伝えるのではなく、信頼できそうな教員から伝えても良いかもしれません。
私も退職をするときは、同年代の教員数名、学年主任、そして教頭・副校長に退職の相談をしました。
そうすることで、最終的に退職を決断したときも理解を示してくれて、
残りの教員生活に居づらさを感じずに過ごすことができました。
また年齢的なタイミングで言うと、早ければ早いほど良いでしょう。
特に若ければ若いほど、他の人と比べて職務経験やスキルに大差はないので、
異業種への転職も難しくはありません。
30歳を超えての退職は、教師としてのスキルや経験は増えますが、
その分異業種への転職はハードルが高くなります。
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転職活動の流れ
転職活動にかかる一般的な期間は、応募→試験→内定までで1か月ほどです。
その他にも自己分析・書類作成・求人調査などの時間が必要になるので、
2か月ぐらいは最低でもかかると思ったほうが良いでしょう。
すぐに満足できる求人に出会うことができれば、1か月もかからず内定が決まるパターンもありますが、
できる限り準備・情報収集には時間をかけたほうが、当然ですが失敗のリスクは減ります。
そのため遅くとも2月には本格的に転職活動をスタートさせましょう。
中には1年かけて転職活動をする人もいるので、11月・12月ぐらいから動き始めると、
余裕をもって転職活動を進めることができるでしょう。
そしてまずはいろいろな求人を見てみましょう。
すでにやりたいこと・業種が決まっている方も、自分がまだ知らない仕事や業種に出会うこともあります。
まずはいろんな求人情報を見ながら、自分がやりたいこと、自分の強みなどを分析してみることをおすすめします。
そのときはネットや求人誌に載っている求人情報だけでなく、非公開求人の情報もできるだけ入手しておきたいです。
非公開求人には人気企業が多数含まれていて、限られた人しか応募することができません。
そのため高収入・好待遇の求人も多く、転職活動をする人にとっては大きなチャンスになります。
逆にハローワークなどは求人の掲載料が無料なので、資金がない企業でも求人を載せることができてしまいます。
ではどのように非公開求人に出会うかと言うと、
一番簡単な方法は転職エージェントに登録をすることです。
転職エージェントとは、
転職を希望者のサポートをしてくれるサービス(企業)です。
具体的には、
求人紹介・転職相談・採用企業との交渉(給料や休日など)・面接対策・書類添削など、
非常に多岐にわたっています。
そして非公開求人も紹介してもらえるので、質の高い求人情報を入手したいのであれば、
必ず活用したいサービスです。
転職エージェントは全国で100社以上ありますが、無料で利用できるので登録しておいて損はありません。
最近では複数の転職エージェントに登録をして、いろんな比較をしながら転職先を探すのが一般的となっています。
私も転職したときは5社ほどの転職エージェントに登録をしていたので、
非公開求人を含め、いろんな求人から転職先を吟味することができました。
また私は大学時代に就職活動をしていなかったので、いろんなアドバイスをもらいながら転職活動ができたのは非常に助かりました。
一応、教師の方におすすめできる転職エージェントを別の記事で紹介しています。
よろしければそちらも参考にしてみて下さい。